過去問は7月スタート。9月時点の進行状況

過去問演習の開始時期は、いろいろ言われていますが、次男は7月からスタート。

7月の実施状況と目的・結果

この時期に過去問をやる目的

目的は、夏休み前に実際の入試問題のレベルとの距離を測ること。
各科目ごとの傾向、時間配分など、週テストや合不合との違いをざっくりと体感すること。
それが夏休みの勉強のモチベーションアップにつながればと。

いきなり第一志望

お試し、結果は気にしなくてもいいと強く言いながら、5年前の第一志望の過去問を4科。
四谷大塚の過去問ダウンロードサービスからダウンロードし、実際のテスト用紙サイズで印刷して実施しました。

結果は、国語は短めの文章なのもあってか、受験者平均超え、4科は合格最低点-10ということで、これはいける!と好感触でした。
算数は、ケアレスミスがあったり、捨て問にするべき問題がある。
国語は、語句の問題の強化が必要。
理社は、知識問題はとれるけれど、まだ入試問題形式の長い文章の空欄補充や計算問題へのトレーニングが必要。

といった課題が見つかりましたが、相性としては悪くないこともわかりました。

本人も、予想以上によくできたと一安心。

サポートする立場としても、頻出分野や難易度の分析の基準が明白となりましたので、買い集めた過去問集の分析を開始しました。

第二志望も

これに気を良くして、第二志望の過去問も解いてみたところ、こちらは国語ができない。受験者平均を下回る。
書き抜きは少ないので、時間内には解けるけれども、説明文の選択問題で落とす。
女子が主人公の物語文で心情説明の記述が書けない。
という課題が見つかりました。

算数は基本問題がほとんどなので、合格者平均超え。ミスをしないこと。満点を目指していく。
社会も3分野が均等に出題されており、得意な公民でしっかりとれる。地理の強化が課題。
理科は、基本問題が多いけれども、知識問題を落とす。初見の実験問題は、その実験を通して何を調べようとしているか理解する力がまだ不足している。

各科目の課題が見つかり、夏休みの学習の内容もこの課題に合わせて設定することにしました。

8月の実施状況と結果、フィードバック

夏期講習テキストが終わり、ひと区切りついた8/15第二志望を実施
夏休みの学習の成果が出て欲しいと願いながら。

結果は、4科合計で合格者平均超え。理科もなんとか受験者平均に。
これで、点数の取り方としては、国語のプラスがない分(ときにマイナス)を他の3教科で補う方針ができました。

夏休み、ほぼ毎日読解に取り組んだ国語ですが、なかなか結果に結びつかない。
入試問題には対応出来ていないので、根気強く、トレーニングを積むしかないなあと。

9月の実施状況と結果、フィードバック

9月からは、過去問演習を本格スタート。
毎土曜日は、4科目通しで実施することになりました。

9/2 第一志望

結果は、またしても4科合計が合格最低点-10。

しばらくテストを受けおらず、夏休みにたくさんの問題を解いた分、雑になっている感じがありました。
スピード重視するあまり、問題文の読み落とし、選択問題で、その答えを選ぶ根拠が不十分といった間違いが多発していました。

また、算数の苦手分野(約束記号)が見つかり、こういった形で過去問演習を繰り返して、穴埋めをしていくのだなと。

今回は、声の教育社の赤本をスキャンし、算数は本番に似たレイアウトにしてから印刷して問題用紙を作成しましたが、国語などはページ送りや段組が違うので、やりにくかったそうです。
こういう細かなところも影響しそうですね。

9/16 第二志望

2021年の問題。4科で合格者平均超え。
ただ、あまりにも点数が出ていますので、コロナ禍真っ只中の入試で問題が易化した可能性があります。
実際に問題を見てみても、全科目基本問題のウェイトが多くなっているようでした。
このことについては、X(Twitter)で、スタジオキャンパスの佐藤先生が言及されています。

注意が必要ですね。

過去問を解く順番

最新の2023年分は、最終確認のために取っておきます。
最新のものからやった方が傾向がつかめて対策が練りやすいと言われますが、問題は本人が解かなくても、私が見て(一部の問題は解いてみて)、傾向や対策を分析することはできますので、
志望校の直近5年分については、分析を行い、傾向や難易度に大きな変化がないことを確認しました。
そのため、第一志望は、2019年から2022年の4年分を古い順から、第二志望は、2021年から2022年までを古い順から進めています。
それより古い年度は、新しい年度から1科目ずつ、時間が取れるときに実施します。

あくまでも、塾の拘束時間は日曜日のみで、冬期講習期間も過去問演習に充てることの出来る次男の場合のことですので、
通っている塾や家庭教師の先生の方針に沿ってやっていくのがいいと思います。

過去問の直し

解き直しノートを作っています。

国語と算数は、間違った原因を分析し改善方法を考える。
解き方がわからず、模範解答を写す場合も、解法のポイントを記入。

理社については、関連項目を予習シリーズ、マスターテキスト知識編、塾技などに戻って、確認。

問題を解く時間以上に解き直しに時間をかけないと指導されることもあるようですが、
次男の場合、間違っている問題の多くが、似たものの判別、歴史は出来事の順序をきちんと覚えていないことによるため、もう一度テキストに戻っての確認をしてもらっています。
そのため、試験時間以上、直しに時間がかかることもあります。

過去問は二度と出ない問題とは言いますが、知識の穴埋めや周辺知識の積み上げ、曖昧だった理解を深めることが出来ていますので、このままのやり方でしばらくは続けていく予定です。

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